2021年9月12日
OYO とマイクロソフトが戦略的提携
インドのホテル運営会社 OYOとマイクロソフトは、次世代に向けた旅行ならびにホスピタリティー商品と技術の共同開発のため、複数年に渡って戦略的提携することで合意した。マイクロソフトはOYOに対して戦略的株式投資も行う。OYO傘下の中小のホテルを運営するホテルオーナーにとっては、マイクロソフトのAI とクラウドを使った技術提供を受けることが可能になると同時に、マイクロソフトのAI導入によってAIベースのモデルが強化され、パーソナライズされた分析やよりビジネス効率が高い価格予測が可能となるとOYOは見込んでいる。また、OYOはマイクロソフトのAzure IoT(マイクロソフトが提供するクラウド型のIoT管理サービス)を導入することにより、セルフ・チェックイン、self-KYC(オンライン本人確認)、ルームキィーをIOT化したスマートロック、バーチャル・アシスタンス対応など次世代に向けた「スマート・ルーム」の開発も行う。
OYOはインドに拠点を置く世界第二位のホテルチェーンで、ITに特化し、ビッグデータを徹底して駆使して独立系の小さなホテルのオーナーでもスマホひとつでホテル経営をできるシステムを作りあげて成功した。現在27才の若き経営者リテッシュ・アガルワル氏が2012年に創業し、ソフトバンクの孫正義氏が「ホテル王」と呼んで早い時期から出資していることでも知られている。
*リテッシュ・アガルワル氏については、本サイトの「ヤンセンのホテル地獄耳」にて以下の記事がありますのでこちらもお読みください。
・ホテル界に彗星のように登場した「ホテル王」はなんと20代!
・「ホテル界の風雲児」OYO創業者リテッシュ君ができるまで
・OYO 創業者の、リテッシュ君が「ホテル王」になるまで
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