「ホテル偵察記」

(C)Yangsen

ホテル愛好家による、
ホテル愛好家のための
利用者の本音が綴られたホテルレポートです

1997年「ホテルジャンキーズ」創刊以来、読者のみなさんに愛されてきた人気企画で、
なぜそのホテルを選んだか、ホテルでどのように過ごし、どんな風にホテルライフを楽しんだか、利用者目線でのホテルレポート。末尾に【次に泊まる方へ】のアドバイスもあります!

* みなさんからのご投稿、受け付けてます!
当サイトのGM 総支配人・村瀬千文のツイッター、あるいは hoteljunkiesclub@gmail.com 宛にご連絡ください。

海外●ホテルクルーズ@ロンドン by 藤田雅子 2022/7/25〜28

ホテルクルーズ @ ロンドン
2022年7月25日〜28日

ソフィテル・ロンドン・セント・ジェームズ (C)藤田雅子(以下すべての写真も同様)

藤田雅子

ふじた・まさこ
●ホテルジャンキーズクラブ会員。横浜市在住。リタイア後6年経った。コロナとの共生にシフトする昨今、再び一人海外を目指し始めた。ロングフライト大好き。音楽と美術と高級ホテル、この三つが揃う都会に出かけることが多い。

プロローグ

思えば最後に行った海外はホーチミンだった。それから2年半も経っている。前期高齢者にとっての2年半は大きい。体力も資金もまだ底をついていないゴールデンエイジとやらの貴重な2年半なのに。
「僕らにとってのこの2年半は痛いよねー」と夫もくすぶっている。目指す場所は夫は香港・台湾、私はヨーロッパで、同床異夢の見本みたいなのに、ベースの所では一致しているので夫婦として続いているらしい。内輪話はともかく、カルチャースクールで受講していた西洋美術史の講師が、ロンドンに入るのは簡単、コロナの規制がすべて取れて、無条件で入国できるのよ簡単よ、と言っていたのを真に受けて、よしっ、なら行ってみよう!とスイッチが入ってしまった。6月始めの頃の事である。ロンドンナショナルギャラリーで気合の入ったラファエロ展をしているそうな。7月末までだそうな。
ラファエロ展は降って湧いた口実で、
ともかくロングフライトに体をゆだねたい、
ハイグレードホテルで寝っ転がりたい、
一人でフラフラ街を歩きたい。

まずは航空券。現役時代にコツコツ積み立てたJALの旅行券もいっぱいある事だしぃ、しかし高ッ! 何で日本人て考えるタイミングが皆同じなの? ビジネスクラスがコロナ前の2倍もする! ヘタすると3倍も! ホテルは?! ホテルもロンドンの五ツ星は日にもよるが15~20万くらいの覚悟は要りそうだ。しょげた。今でなくても、、、ラファエロはいつかイタリアで見ればいいじゃない、と心の声が聞こえる。
「でもね、また今度、って言っていて先送りしても何が起こるか分からない、体もどんどん老化する、
僕らの齢になったらまた今度は無い
と思って、思い立った時に飛び出してしまったほうがいいよ」って夫が、パソコンで必死に検索している私の背後からお墨付きを与えてくれた。

ソフィテル予約

13年前のロンドン弾丸一人旅の時、ロイヤルアカデミーオブアーツとナショナルギャラリーに歩いていけるホテル、ということでソフィテル・ロンドン・セント・ジェームズに泊まった。クリミア戦争で活躍したナイチンゲールの銅像が立つ目の前にあるホテルだ。この時はさんざんだった。もうここには二度と泊まるもんか、と思った。


【↓ここから13年前の話】
チェックインしてカードキーを渡されて重いスーツケースを自分で引かされて部屋に行った。この時点で??なのに、ソフィテルってチェーンだしこんなもんなのかな、とその時は思った。でも鍵が開かなくて、フロントへスーツケースごと戻り事情を話すと、磁気不良らしく作り直してくれて再び部屋へ行ってもまた開かない、またスーツケースごと戻り、やっとスタッフがついてきてくれた、3往復でくたくた。カーペット敷きの廊下はスーツケースが思うように転がらない。ご迷惑をおかけして、、とか何とかの気づかいも一切なし。だいたい一緒に歩いている時に客にスーツケース引かせるなよな。翌朝の朝ごはんだって、当時ピカデリーサーカス界隈で日本人客がフォークを持ってきてもらえないという意地悪をされることが頻発していたようだが、それに当たった。フォークを下さい、というのをとっさに言えない日本人をからかって、やっと言った英語の発音をスタッフ同士が陰で嘲笑うんだそうな。この時は英語のテキストに載るような文と発音で(発音は自己採点)お願いしたら、すぐに持ってきてくれて翌朝からは止んだ。
【↑ここまで13年前の話】


ところが今回は!! どうやら「ソフィテル」も何か一大決心でもしたらしく、ホテル斡旋サイトを見ても評判がいいのである。スタッフがフレンドリーで親切、部屋も改装した後で綺麗、など悪い事は書いてない。でも半信半疑で近所の他のホテルも調べた。
候補に挙げたのが、
「ザ・トラファルガー・セントジェイムス・ロンドン・キュリオコレクション・バイヒルトン」
「コンラッド・ロンドン・セント・ジェームズ」
「ラディソン ブル エドワーディアン サセックス」
の3つ。
「キュリオコレクション・バイヒルトン」にかなり傾いていたのだが、レストランの様子がどうも私にはピンと来ない。「ラディソン・ブル」も近そうだが、ナショナルギャラリーへはやっぱり「ソフィテル」が便利そう。新生なった「ソフィテル」を期待してとりあえずここに決めた。アコーホテルズのメルマガが来ていたのでそこからアクセスして予約した。フランス風の名前の女性スタッフから、予約のお礼メールが届いた。は? ポイントにはフランス人を配すのかしらん。

カドガン予約

ほぼ準備は整ったかに思えたが、最後の詰めは、帰国時のPCR検査陰性証明だ(2022年9月7日からは廃止)。これは現地旅行社の予約サイトから日本人ガイド同行プラン、というのを予約した。書類に不備があると陰性でも帰国できないそうで、これをチェックしてくれるという所までやってくれるプランだ。でも足元見過ぎ。高すぎる。通常時なら自分で直接現地クリニックに予約するところなのに。でも母親の入院が8月2日、手術が8月9日と急遽決まった。困った、それまでに帰国できなかったら、母親にもしもの事があったら、自分の楽しみを優先した挙句の最大の親不孝、だけは避けたい。ロンドンに知り合いもいないし、もし陽性→入院なんてなったらどうしよう。やっぱり今回は全部キャンセルして、全ての制限が解除されたら出直そうか。と日々堂々巡り。ロンドンに頼れる日本人が居たらいいのに。 ホテルジャンキーズクラブ 主宰者の村瀬千文さんにホテルを決めるまでのあれこれを話したら、かつて「ホテルジャンキーズ」誌に連載コラム「徹@ロンドン」を書いていらしたロンドン在住のコンシェルジュの町田徹さんを紹介してくれると言う。町田さんのホテルは、瀟洒な住宅街チェルシーにある高級ホテルで、いつかこういうホテルに泊まってみたい、でも女一人で初めて乗り込むにはちょっと勝手がわからず躊躇するな、と思っていたジャンルだ。潜在意識下にあった願望を呼び覚まされる、とはこういう事なのか、本当に村瀬さんは心理操作が上手い。
そのホテル「ベルモンド・カドガン」のホームページを見ると、豊かで幸福そうな家族連れが浮かんでくる。お金に物を言わせて闊歩するタイプのゲストはいなさそうだ。私が一人で入りこんでもスタッフも他のゲストもきっと暖かく迎えてくれる事だろう、と思えた。それに何より、日本人のコンシェルジュが常駐している心強さよ。「ソフィテル」を1泊キャンセルして、3日目は「ベルモンド・カドガン」に移ることにした。時間に余裕があれば3泊全部ここにしたいところなのだが、ナショナルギャラリーのメンバーになったので1日に何回でも無料で入場できる。1、2日目は「ソフィテル」に滞在して何回も足を運ぼう。

======== 以下、ホテル滞在レポートです========

「ソフィテル・ロンドン・セント・ジェームズ」
♥♥♥♥♥

宿泊日 2022年7月25日〜27日
部屋タイプ newly designed luxury room(改装後のラグジュアリールーム)
宿泊代 朝食付き、2泊で1,575.10ポンド(約266,700円)      
予約法 アコーホテルズのサイトから予約

いよいよ1泊目。ソフィテルさん、どしちゃったの?

ヒースロー空港からヒースローエクスプレスに乗り、パディントン駅からタクシーで「ソフィテル」に向かった。お昼前の11:20くらいに到着した。

ベレー帽をかぶったベル係のおじさんが、フロントデスクへ案内しがてら、「このホテルは初めてか?」とか「ロンドンで何する予定か?」とか話しかけてくれた。

フロントでは、もうお部屋は準備できています、と女性スタッフがすぐに案内してくれた。お昼前なのに。
通された部屋は、凄い! 赤いカーペットの豪華な部屋。でも赤はなあ、、too exciting (ちょっとエキサイティング過ぎ)だから青い部屋がいい、と反射的に却下してしまった。そうしたら同じカテゴリーの青いカーペットの部屋があるかどうか調べるのでお茶を飲んで待っていて、と言われてG階のティールームで待つこと30分。青い部屋があったから、とスーツケースを引っ張って案内してくれたのはフランス風の名前のイケメン白人男子。フランス出身?と聞いたらルーマニアから来た、との事。部屋はさっきの赤い部屋の方がレイアウトが良くてずっと見栄えが良かった。

ソフィテルも、改装後の自信作をどや顔で提示したのに違いないのに、へんな日本人にあっさり却下されてしまって当てが外れたことだろう。通された青い部屋は変則的なレイアウトではあったが、使い易そうではあった。13年前に通された部屋の倍くらいはあった。きっと部屋数より面積を優先して改装したのだろう。

ソフィテルの朝ごはん

 朝7時に、G階フロント向かいの「ワイルドハニー」というレストランに入った。内装はガラリと変わったが、建物の中でのレストランの位置は同じだった。雰囲気も豪華で見栄えがした。コンチネンタルやアメリカンなどの定番セットメニューの他にブッフェもついていて、ホームメイドのペストリー類が小ぶりで美味しかった。東洋系の顔立ちの女性スタッフもキビキビと立ち回り、若い白人男性スタッフもにこやかに迎えてくれた。アットホームな中にも緊張感があり、フロントデスクの対応と言い、13年前の「ソフィテル」と同じホテルとは思えない。

在室中にベッドメイクのチェックが入るなぜ?

 昼間出かけて午後もどると部屋は出来上がっていて、これから散らかそうかという直前にスーツを着た白人女性スタッフが部屋のチェックに来た。ちょっと部屋を調べるとか何とか言いながら断る間もなく入って来て、ベッドのマットレスの足元側の下に手を突っ込み、確認して帰って行った。

何を調べたのかしら? 教えたとおりにベッドが整えられているかどうか調べたのかしら? 客の在室中に? 誰か推測できる方教えて欲しい。

★次に泊まる方へ★
ホテルの回りにはテスコやラーメン屋さんなどもあり便利。赤や紫のカーペットの部屋にもし当たったとしても気にならない人向けかも。予約はセンターで一括管理するらしく、ホテルへ直接の個別のメール対応は覚束ない感じ。

「ベルモンド・カドガン」
♥♥♥♥♥

宿泊日 2022年7月27日〜28日
部屋タイプ スーペリアルームで予約したが、ワンベッドルームスイートにアップグレードされた。
宿泊代 朝食付き1泊・夕食も食べて990.83ポンド(約167,800円)
予約法 コンシェルジュの町田徹さんを通して予約

いよいよロンドン3泊目、「カドガン」移る

 PCR検査の陰性証明も取れ、憂いがなくなったので晴れ晴れとした気持ちで「カドガン」に移れた。初日に案内してくれたベレー帽をかぶったオジサンがタクシーを呼んでくれた。赤いカーペットの部屋から青いカーペットの部屋へ、部屋の交換で煩わせた女性スタッフも見送ってくれて、アリガトウ、と日本語で言われた。今回は気持ちの良い滞在が出来て私も嬉しい。特に一人旅ならなおさらだ。これなら他の人にも勧められる。
 「ベルモンド・カドガン」へは自力でアンダーグラウンドを使って移動できそうだったが、ここはタクシーで参りましょう。お金をケチっている訳ではなくて、自立心が旺盛なのである。自分の足で歩き回りたいのだ。
「カドガン」の場所はナイツブリッジ駅から歩いて7~8分の、いわゆる住宅街だ。こんなところに住めたらどんなに素敵だろうと思える、品の良い街並みで、ホテルも主張し過ぎずいい感じに溶け込んでいる。

チェックイン時間の3時過ぎには到着して入り口すぐのデスクで座ってチェックイン。今日は町田さんはオフの日で明日は朝から出社だそうだ。

なんと邸宅風スイートにアップグレード!

 予約時点ではスーペリアルームしか空いていないので、アップグレードは無理とのことで、滅相も無い、アップグレードを期待している訳ではないのです、お部屋が空いていただけでもラッキーです。なのに何とスイートルームに通してくれると言う。あまりの事に言葉が出ない。
 人懐っこいベル係のお兄さんが荷物を運んで案内してくれた。自己紹介によるとルーマニア出身だそうな。入社以来14年、自分はずっとここで頑張ってきた、と誇らしげだった。「ソフィテル」もベルさんはルーマニア男子だった。そういえば、私の故郷の温泉旅館でも、―(唐突だが同じ宿泊業なので)ー、フィリッピン人女性が着物姿で働いていたっけ。人的資源は世界を巡る。日本も、働きたい外国出身の人を、日本人と同じ待遇で暖かく迎え入れる国であって欲しい。これからはさらにボーダーレスの世界になるのだもの。

「カドガン」のスイート

部屋のインテリアのバランスが絶妙なんである。普段古~い日本家屋に住んでいるので、インテリアの素養とかは全然ないのだが、そんな私でも解かるくらいに、控えめ過ぎず、かといって出過ぎず、クラシック過ぎずモダン過ぎず、いい具合に居心地がいい。

居間のテーブルの脚なんか感心してしまう、見えにくい所なのにアートなのである、しかも視覚的に邪魔してない。

部屋のライトとカップボードの上のオブジェとのリンクなど恐れ入る。

入り口付近の水彩タッチの二人の女性のポートレート、私には誰だか分らなかったが、リアル過ぎないポートレートって、普通の絵より血が通った感じが出ていていいですね。

バスルームも素晴らしい。鏡とライトがふんだんで、真に贅沢な気分にしてくれる。

部屋のカードキーとトイレットペーパーの包装紙の模様が一緒だ!ホテルジャンキーはこういうちょっとした所にも喜んでしまうのである。

ベッドルームは、1泊だけではもったいないような、ぐっすり眠れそうな落ち着いた雰囲気で、リビングやバスルームに比べると装飾が抑え気味、このバランス感覚が本当に見事。

ホテルジャンキーズクラブ村瀬千文さんに、スィートルームへ通された、とさっそくメールで報告すると、スマホの向こうで歓声が上がっているのが聞こえるような返信をいただいた。

レストランも居心地がいい

 その日の夜と翌朝はG階の「The Lalee」というレストランへ。

キッチンを真ん中に、バーとレストランが分かれていた。建物の端にあり、レストランやバーだけの利用もできる感じだった。客室の印象を延長したイメージのレストランで、商業主義的な印象は無く、個人宅のダイニングルームのような温かみと陽気さがある。
夕食はタラのソテーと白ワイン、

翌朝はワッフルとフルーツをいただいた。

コンシエルジュの町田さんのホテルツアー

 10時になり、町田さんの出勤時間となった。この度はお世話になります。初めての私のためにちょっとしたホテルツアーをしてくださった。

このホテルのオーナー会社は、ブリティシュ・プルマンを始めとする豪華列車も運営しており、世界中の富裕層の間で有名らしい。
リリー・ラングトリーという女優さんが住んでいたこともあり、

エドワード7世が一般の出入り口とは別のプライベートの入り口から彼女に会いに通ったこともあったそう。
また道路を挟んで向かいの公園は、ロンドンの一等地にこんなに広い公園があるなんて精神的にゆとりのある国だなあ、と思っていたら、なんとこのホテルの私有の公園なのだそうで、「時間があればぜひ散策を、公園内でのティータイムもいいですよ」と勧められたけれど、うーん残念、フェンス越しに自然だけ味わった。

町田さんは、耳から鼻に抜けるような人で、現地人の同僚にも慕われて尊敬されているのが肌で感じられた。きっと仕事に対する腹のくくり方が一般人とは決定的に違うのだろう。

★次に泊まる方へ★
ホテル全体がスタイリッシュなのにアットホーム。TVのチャンネルはアラブ系の放送が多かった。大規模ホテルにはない温かみを肌で感じられる事でしょう。私有地の公園へは、ぜひ立ち寄る時間を取られたらいいと思います。

【ホテルクルーズを終えて】

思い立ってから1か月ちょっとで、勢いに任せて旅行してきてしまったけれど、自分で図った訳ではないのに、結果的に心の中の願望が満たされた(チェルシーの邸宅風ホテルに泊まれた)だけでも飛び出した甲斐はあった。ホテルジャンキーとしての経験値を広げて下さった「ホテルジャンキーズクラブ」代表の村瀬千文さん「カドガン」コンシエルジュの町田徹さんには心から感謝しなければ。母も手術が上手く行き、健康が回復してきた。次の海外は、、、○○と▽▽と、、□□もいいかなあ、、その前に国内だって泊まってみたいホテルがいっぱいある、さてどこから取り掛かろうか。しばらく“予定を立てる楽しみ”を味わえそうだ。

国内●オーベルジュ「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」by 小泉秀夫 2022/6/24〜25

オーベルジュ「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」
2022/6/24〜25
🖤🖤🖤🖤❤︎

小泉秀夫
こいずみ・ひでお
●ホテルジャンキーズクラブ会員、「鉄系ジャンキーズの会」世話人。週末は旨い肴で昼酒を楽しむアラ還男性。寿司・天ぷら・蕎麦をカウンターで食するのが大好き。良いお店の情報お待ちしています。


宿泊日 2022年6月24日~25日
宿泊代 デラックスツインルーム、夕食・朝食代込で二人で115,200円(朝食時のシャンパンは別途支払い)
予約法 一休の【リゾートタイムセール】食と自然を楽しむグラン・オーベルジュ/夕・朝食付き

 今回は同行者の誕生日をお祝いするために、レストランひらまつ系ホテル7番目の「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」に滞在しました。浅間山を眼前に望む長野県北佐久郡御代田町の自然豊かな小高い森に位置しているホテルです。北陸新幹線佐久平駅で下車して送迎のタクシーでホテルに向かいます。
 ホテルに入るとスタイリッシュで広々としたロビーラウンジが出迎えてくれます。暖炉が設置してあり夜になると火が灯ります。

部屋は80平米バルコニーと半露天風呂の温泉付き

 我々が滞在する部屋は「デラックスツイン」というカテゴリーで、このホテルでは一番狭い部屋でした。 狭いとは言え部屋は80平米あり、バルコニーを含めると100平米以上とかなり広いです。バルコニーは広くてカウチが置いてあり、お風呂は半露天風呂で温泉です。この温泉は上田市の大塩温泉から運ばれています。
 まずは冷蔵庫からビールを取り出して喉を潤します。ソフトドリンクは無料で、アルコール類は有料となっています。17時から屋外にある「TAKIBIラウンジ」が始まるので、それまで部屋でゆっくり過ごします。

アペリティフは焚火と共に
ディナーはドレスアップしてフルコース

 ディナーの前に「TAKIBIラウンジ」に立ち寄り、焚火と共に食前酒代わりにカクテルを楽しみました。 久しく焚火を見ていませんでしたが、火を眺めるって癒されるものですね。
 さてディナーの時間になったのでレストランに移動します。 ひらまつが経営のホテルですから、楽しみは何といっても食事です。同行者はワンピースにハイヒール、僕はスーツに革靴に着替えてレストラン「ル・クラン・リス」に向かいます。
 コースは前菜三品、魚料理、肉料理、デザートのフルコースで、当日のメニューは次の通りでした。

・アオリイカ/カリフラワー
・アユ/竹の子
・幻豚/みさきキャベツ/ブルーチーズ
・甘鯛/桜エビ
・ピジョン/信州野菜
・カモミール/ルバーブ/きゅうり
・はちみつ/ダマスクローズ
・小菓子

  飲み物は長野産ワインを中心にセレクトされたペアリングを注文しました。ワインはソムリエが直接ワイナリーで買い付けたもので、 市販はされていないとの事。アユの皿には「佐久の花」という日本酒がサーブされました。 料理やお酒の説明がとても丁寧で、スタッフの方々の仕事に対する愛情が感じられました。
 夕暮れを眺めながら美味しい料理とワインを頂くのは至福の時間です。
 デザートの前にはチーズの盛り合わせをオーダーして、時間をかけてワインを楽しみました。

眺めのいいレストランでとても充実した朝食

 翌日の朝食はディナーとは違うレストランで頂きます。五階にある「ラ・ルミエール・クレール」
からの眺望は素晴らしく、テラスでの食事も可能なのですが、既に満席でした。う~ん残念。
 とても充実した内容の朝食なのでメニューを紹介します。


・黒澤酒造の甘酒
・信州産りんごジュース
・パン・オー・ショコラ
・クロワッサン
・プティパン
・本日のスープ(ミネストローネ)
・信州牛のローストビーフ
・サラダ
・ヨーグルトとフルーツ

 食事の際にはアルコールを欲する我々は、朝食とはいえシャンパンを頂きます。素晴らしい景色を眺めながら飲むシャンパンは旨い。
 さて、料理なのですが、こちらのクロワッサンはこの上無く美味しかったです。フランスから空輸しているそうで、なるほど本場のクロワッサンは旨いものです。
 また、ローストビーフも素晴らしく、朝から頂くのはバチが当たりそうです。

朝食後はそれぞれのリラックスタイム

 食後は部屋に戻りチェックアウトまで、の~んびり過ごします。同行者はバルコニーのカウチでスマホを見ています。僕はソファーに寝そべりテレビを見ています。
 お腹いっぱいで幸せな気分のまま静かに時間が過ぎて行きます。
大変満足した滞在でした。屋外の「TAKIBIラウンジ」の営業時間が夏季だと早すぎたのが少し残念。あとは付帯設備としてバーがあれば嬉しいです。

★ 次に泊まる方へ ★
フランス料理と自然を満喫したい方にはお薦めのホテルです。オプションでヨガ など様々なアクティビティも用意されています。

➡︎「ホテル偵察記」トップへ

タイトルとURLをコピーしました