2022年4月13日
海に浮かぶカプセル型ホテルルーム「パールスイート」 by ピエールパオロ・ラッザリーニ
海上に建てられたオーバーウォーター・バンガローは、ビーチリゾートで人気の部屋タイプだが、固定式なのでロケーションは海辺に限られている。ところが、こちらの「パールスイート」は移動式の浮遊型なので、海上のどこでも好きなところに部屋を浮かべることができる。直径7メートル、22平米の広さのカプセル型ホテルルームで、天井は開閉型のドームになっている。海辺のリゾートでは、これがあれば、繁忙期など客室数が足りない時に、すぐに海上に部屋を増やすことができる。新たな建築コストをかける必要はないし、敷地に余裕がなくても大丈夫。ゲストは「パールスイート」にはモーターボートで行き来するようになっており、船を横付けできるデッキもあるが、「パールスイート」自体にもエンジンがついており、自力でも5ノットの速さで移動することが可能。これを開発したのは、ローマに拠点を置き、スーパーヨットや車、航空機などの設計デザインで知られるラッザリーニ・デザイン・スタジオのピエールパオロ・ラッザリーニ。ビーチリゾートをターゲットに開発した。デザイン界の新潮流に関するニュースを発信しているウェブサイト designboom.com に掲載された記事より。
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