2021年11月1日
サウジアラビアの紅海に「グランドハイアット・ザ・レッド・シー」が2022年開業
ハイアットは、サウジアラビア西海岸の紅海、サンゴ礁に浮かぶシュライラ島に「グランドハイアット・ザ・レッド・シー」客室数430室を2022年開業する。同グループとしては同国で2軒目のホテルとなる。「レッド・シー・プロジェクト」と呼ばれるサウジアラビア西海岸沿いの計28,000平方キロにおよぶ22の島と6つの内陸部からなる敷地に、50のリゾートを作るリゾート計画の一環。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が会長を務めるサウジアラビアの公的投資基金、PIFが100%出資したザ・レッド・シー・デベロプメント・カンパニーが開発を担っている、国をあげての大型プロジェクト。ホテルの設計&デザインは、ノーマン・フォスター卿が率いるアメリカの建築事務所、フォスター・アンド・パートナーズが担当する。上空からみるとカラフルな傘をたくさん広げたようなデザインが印象的だが、流木のようにビーチに打ち上げられた珊瑚が砂丘に根づいて花が咲いた様をイメージしているとのこと。ホテルのデザインにはコロナの影響をかんがみ、十分なスペース間隔をとると共に、建物の中には密閉された廊下はないつくりとなっている。ホテルのロケーションは、同リゾート内に作られる国際空港からも近く、マリーナも隣接しているので、空と海からのアクセスに便利。最終的には全部で11軒のホテルが作られる予定だが、そのうちのひとつは日本の隈研吾建築都市設計事務所が担当。
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