2021年9月16日
砂漠の真ん中で自律的な自立可能なホテル@ディストリクト・ハイヴ
ディストリクト・ハイヴは、自律的な自立可能なホテルの第一号ホテル「ホテル・ノマダ」をスペインのグラナダに試験的にオープンした。「寝て/食べて/発見する」ためのホテルというのがキャッチフレーズ。ロケーションはアンダルシア地方のゴラフェ砂漠の真ん中で、外部とは切断された、隔絶した空間。環境破壊による気候変動がいわれているが、そうしたなかで徹底的にSDGs を追求した新しいホテルのあり方を考えて作ったもの。ホテルを作り、運営することによって周囲の自然環境に与える影響は限りなくゼロに近いという。スペインのモーホー・アルキテクトスが開発した。同社が「ポッドテル」と呼ぶ形態で、「コロニー」と称される客室は移動可能なコンテナ型。したがって、どこにでも駐車することができ、建築が不可能な場所であっても駐車さえすれば、そこがホテルとなる。「コロニー」内の電気は自家発電(4日間太陽が照らなくても利用可能)、水道は自家再生利用システム、ゴミ処理システムも備えてているので、公共サービスを使う必要がない。たとえ、砂漠の真ん中であろうと、人里離れた荒野であろうと、ジャングルの中であろうと、そこを「ホテルにする」ことが可能。これらのシステムはAIによってコントロールされている。「コロニー」は35平米の広さで、キッチン&リビング&ダイニングルーム、バスルーム、ベッドルーム(ダブルベッド1台と、通常は収納されているシングルベッド2台)、星空を眺めたりできるオープンテラスがある。
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