2021年10月1日
サウジアラビアのマウンテンリゾート「デザート・ロック」2022年末開業
オイルマネーに依存しているサウジアラビアは、脱石油で観光に舵を切り替え成功したデュバイに習い、現在、観光ビジネスに力を入れているが、西部の河谷(ワジ)にマウンテンリゾート「デザート・ロック」客室数60室(ヴィラ48棟、ホテル棟客室12室)を開発中。周囲に何もない手つかずの自然の中で岩山の山肌に散在する崖沿いのプライベートプール付きコテージなど、ワイルドなロケーションのリゾートだが、環境保全を配慮した建築工法が取られ、建築資材には外装、内装ともに現地の石材が使われる。また、電気水道などエネルギー消費においても再生利用など最適化システムが採用される。道路は景観上、見えないよう岩陰に隠れて作られる。フィットネスセンターとスパのほか、ラグーンも作られる。設計を担当するのは建築家のチャド・オッペンハイム氏が率いるアメリカのフロリダとスイスのバーゼルに拠点を置くオッペンハイム・アーキテクチャー。開発は、サウジアラビアの不動産開発会社、ザ・レッド・シー・デベロップメント・カンパニー (TRSDC)。建築工事は今年の7月にスタートし、来年2022年の終わり頃、完成予定。
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