ホテルヘッドラインニュース 2022/3/8 朝

2022年3月8日

砂漠でキャラバン・スタイルの旅@「キャラバン・アルウラ」サウジアラビア

どこまでも続く砂漠を隊列を連ねて行くキャラバン隊・・・そんな気分を味わえるのが、ハビタス社「キャラバン・バイ・ハビタス」ブランドでサウジアラビにて今月開業した「キャラバン・アルウラ」客室数22室。かつて砂漠の民・ベドウィン族たちがラクダに乗ってたどったキャラバン・ルートを、最新装備のキャンピング・カーで行くというもの。ロケーションは、サウジアラビア北西部のメディナ地方、砂漠の奥まったところにあり、ユネスコ世界遺産があるアルウラ。客室は、エアコンにバスルーム、キチネット、wifiに音響システム、マッサージ椅子など最新の装備付きの豪華キャラバン・カーで、プライベート・アウトデッキ付き。U字型に配列されたキャンピングカーの中心にはゲストが集まれるギャザリング・テントがあり、ゲームや本、ティーサービスなどもあってサウジアラビアの伝統的なスタイルのインテリアの中で地元感を味わいつつ、他のゲストとの交流もできる。夜にはキャンプファイアーも。岩壁に映写するアウトドア・シネマをはじめ、スパ・メニュー、モーニング・ヨガなどのアクティビティーもある。食事は、ファミリー・スタイル・ダイニング・エリアにて、併設されたフードトラックで調理されたものが提供される。また、アイスクリーム・トラック、ピザ・トラックなどが巡回して、アイスクリームやピザのほか、コーヒーやジュースなども配る、など砂漠でキャラバンしていると思えないほどの至れり尽くせりのサービス。現在の実勢レートは、一泊約71,000円程度。
ハビタスはもともとは音楽・食・アートをテーマにしたイベントを企画プロデュースする会社として2014年に創業されたが、2016年に当初はポップアップ・ホテルとして開業したメキシコのヒッピー・ビーチとしてられるトゥルムに「ハビタス・トゥルム」客室数35室を機に、ホテル・ビジネスも手がけるようになり、自然との共生・サスティナビリティー、人々の交流などを前面に打ち出したホスピタリティー・マネージメント・グループとなっている。いわゆる”ラグジュアリー・ヒッピー”スタイルともいえる、安全かつ快適な環境に身を置きながら、大自然の中でタフなワイルド感を味わえる、言ってみれば、いいとこ取りのスタイルが、ふつうの旅では飽き足らなくなったミレ二アル世代の富裕層の若い人々に受けている。

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