2021年10月15日
中国・北京にハリウッド黄金時代を演出した「ザ・ユニバーサル・ステュディオス・グランドホテル」開業
国家レベルでは米中関係は緊張状態にあるが、民間レベルは別のようで、中国の首都、北京にアメリカ文化の象徴でもあるハリウッド黄金時代を演出した「ザ・ユニバーサル・ステュディオス・グランドホテル」客室数800室が10月14日、開業した。ロケーションは、テーマパークの「ユニバーサル・ステュディオス北京」のエントランスの前。デザインはクラシック・スパニッシュ・スタイル。料飲施設はオールデイダイニング1軒、ラウンジ1軒、コーヒーショップ1軒の計3軒。
また、高級リゾートホテルで、中国の伝統文化と芸術を売りものにするホテルブランド 「NUO」の「NUOリゾートホテル」客室数400室も同日、開業した。こちらはパーク内にあり、故宮を模した池に面したロケーション。料飲施設は、アール・デコ様式の地中海料理レストラン、広東料理レストラン、ロビーラウンジの計3軒。ウェルネス施設はスパ、室内プール、フィットネスジムなど。
これら2軒のホテルの開発を行ったキィー・インターナショナル・ホテルズ・マネジメントは、中国最大手の観光企業で国営企業である北京ツーリズム・グループとケンピンスキ・ホテルズとのジョイントベンチャーで、中国と東南アジアを中心に「ケンピンスキ」、「NUO」、「タングラム」、「ブリストリア」のホテルブランド で約30軒のホテルを展開している。
ケンピンスキは1897年に創業したヨーロッパ最古の高級ホテルグループで、1994年よりタイ王室がオーナーだったが、2017年よりバーレーンの王族が筆頭株主となっている。
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