"OYO"

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OYO 創業者の、リテッシュ君が「ホテル王」になるまで

 ヤンセンです。 さて、リテッシュ君は、いかにして世界で第2位のホテルチェーンを築きあげたのか。 (c)Yangsen  彼がホテルビジネスに目をつけたのは、19才の時、インド国内を旅した際に、遅れているホテル界の事情に接したことだった、という。まず、彼が手がけたのは、ホテル予約サイト「Oravel Stays」の運営だった。2012年2月にスタートしたこの予約サイトのターゲットは若者で、B&B やゲストハウス、大手の予約サイトでは取り上げないような小規模のホテルを対象としていた。 だからといって、もともとホテルビジネスをやりたいとか、ホテル王になってやろうとか、そんな気はなかったし、ホテル業界のこともよくは知らなかったと思う。ただ、自分が得意とする IT を使って何かビジネスしてみたいと思っていて、そこにホテルをあてはめて、なんとなくやってみたら、けっこううまく行っちゃった、ってとこなんじゃないかと僕は思うね。 で、彼自身、ホテル予約サイトを実際にやってみて、利用者サイドのことやホテルのオーナーサイドの事情やニーズなどに触れ、はじめて「ああ、ホテル業界って、こう
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「ホテル界の風雲児」OYO創業者リテッシュ君ができるまで

 ヤンセンです。 世界第2位のホテルチェーン、OYO 創業者のリテッシュ君だが、27才になった今、“ Youngest Self-Made Billionaire 世界で最も若いセルフ・メイド・ビリオネア” と呼ばれるようになった。 (c)Yangsen  コレ、27才になったリテッシュ君。なんか、やっぱ、年取ったね。下の19才の時、8年前と比べると内に秘めた冷徹さの深みが増したって感じもする。 (c)Yangsen インドのホテル王、リテッシュ君がたどった道  さて、リテッシュ君はインド生まれの生粋のインド人だが、華僑やユダヤ商人とならぶ商売がうまいインド商人として知られるグジャラート族など、いわゆる商業民族の出身ではない。生まれはインド東部のオリッサ州ラヤガダ出身。インド人が「インドのなかでも特に貧しい地方だね、これといった産業もないし」という、70%の人々は貧困状態といわれる貧しいエリアだ。 そこでグロサリー・ストア(食料雑貨店)を経営する両親のもとで生まれた彼は4人兄弟の末っ子。教育には熱心なファミリーだったようで、上の3人はエンジニアで、ふたり
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ホテルヘッドラインニュース 2021/9/12 朝

2021年9月12日 OYO とマイクロソフトが戦略的提携  インドのホテル運営会社 OYO とマイクロソフトは、次世代に向けた旅行ならびにホスピタリティー商品と技術の共同開発のため、複数年に渡って戦略的提携することで合意した。マイクロソフトはOYOに対して戦略的株式投資も行う。OYO傘下の中小のホテルを運営するホテルオーナーにとっては、マイクロソフトのAI とクラウドを使った技術提供を受けることが可能になると同時に、マイクロソフトのAI導入によってAIベースのモデルが強化され、パーソナライズされた分析やよりビジネス効率が高い価格予測が可能となるとOYOは見込んでいる。また、OYO はマイクロソフトのAzure IoT(マイクロソフトが提供するクラウド型のIoT管理サービス)を導入することにより、セルフ・チェックイン、self-KYC(オンライン本人確認)、ルームキィーをIOT化したスマートロック、バーチャル・アシスタンス対応など次世代に向けた「スマート・ルーム」の開発も行う。 OYOはインドに拠点を置く世界第二位のホテルチェーンで、ITに特化し、ビッグデータを徹底して駆
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ヘッドラインニュース 2021/8/19 夕

2021年8月19日 OYO Hotel、「ロッテアイス食べ放題プラン」を期間限定販売  オヨ・ホテル OYO Hotelは、ロッテとのコラボレーション企画で「ロッテアイス食べ放題プラン」を東京の傘下ホテルにて販売する。対象ホテルは「OYOホテル マーキュリー浅草橋」客室数56室と「OYO 亀七旅館亀戸」客室数8室の2軒で、楽天トラベル、または じゃらん からの「ロッテアイス食べ放題プラン」指定の予約のみ。予約受付け期間は、9月30日(木)まで。宿泊期間は9月30日(木)チェックインまでの宿泊が対象。各ホテル、期間中 1日1組(楽天トラベルから1組、じゃらんから1組)の限定販売 。 *OYO Hotel については本サイトのホテルルポルタージュ「ヤンセンのホテル地獄耳」の記事【ホテル界に彗星のように登場した「ホテル王」はなんと20代!】をお読みください。
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ホテルヘッドラインニュース 総集編<最新〜バックナンバー記事>

<最新〜バックナンバー記事>
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いま中国のホテル界、どうなってる?

ユーラン・グループ創業者&CEOのジャスティン・K・F・マ氏 (c)Yangsen ヤンセンです。  最近、中国をめぐる国際事情がいろいろ緊迫気味だけど、世界各地ではさまざまな分野に中国資本が侵出している。それはホテル界も同じで、気がつけば、そこもここもみんな中国資本って感じになってきている。そんなわけで、今回は、いまの中国のホテル界事情がどうなってるか、みてみたい。 中国の場合、いわゆる個人が起業した私企業と国営企業のふたつがある。 まず、私企業の場合だが、中国というお国柄、彗星のごとく登場してわが世を謳歌したと思ったら舞台は一転して暗転、一寸先は闇という例がやたらと多い。 【ウォルドルフ=アストリア・ホテルの今】でも書いたけど、アメリカの名門ホテルを次々に買収し、ニューヨークの「ウォルドルフ=アストリア・ホテル」まで手に入れたのに、ある日突然、ぜんぶ国に取り上げられ、挙げ句の果てに逮捕されたのは、安邦保険集団の呉小暉氏ことミスター・ウー。彼の場合、そもそも成り上がる過程で使ってきた「この印籠が見えぬかぁ〜」という黄門様の印籠は、妻が鄧小平の孫娘だということだったが、権
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20代の若者たちよ、ホテル界をぶっこわせ!

 ヤンセンです。 ここにもうひとり、ホテル界を虎視眈々と狙う20代の若者がいる。今年の1月、アコーグループが所有するアフリカのホテル、1602軒をまとめてポンと買ったファンドがあった。それらのホテルは、コートジボワールの最大都市アビジャンやダカール・ラリーで有名なセネガルの首都ダカール、カメルーンなど、サハラ砂漠以南の海に面したエリアにあり、いわゆる地域内のビジネス・トラベラーに利用されている。 いったい、どこの、誰が? (C)Yangsen  そのファンドを指揮している人物とは、サム・クラウザー君、弱冠25才。今回の巨大買収により、アコーグループに代わってサハラ砂漠以南のホテル界のリーダーシップを握ることになり、アフリカのホテル界の「ゲーム・チェンジャー」と呼ばれるようになった若者だ。今回、彼が買収したコートジボワール、セネガル、カメルーンの3国は、ここのところアフリカの中でも経済成長が堅調で、ツーリズム需要も高いため、コロナ収束後は大きな利益が見込める、と踏んだようだ。 将来性があるものを、できるだけ安く買い、高く売る。ビジネスの基本である。コロナでホテル業界が
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ホテル界に彗星のように登場した「ホテル王」はなんと20代!

 ヤンセンです。 ホテル界の覇者は時代とともに入れ替わる。 1960〜1970年代の覇者は、アメリカの田舎町で生まれ育ち、ヒルトン・ホテルズを創業したコンラッド・ヒルトン。かのお騒がせパリス・ヒルトン嬢の曽祖父だが、野心満々の、いかにもアメリカ人らしいおもしろいオッサンだった。 1990年代のリゾート・ホテル界を牽引したのは、アマンリゾーツの創業者で元会長だった(現オーナーのドローニンとの闘いに負けちゃったんでね。詳しくは前の記事、見てね)エイドリアン・ゼッカ。ジャーナリスト&パブリッシャー出身の異色のホテリエだった・・・って、今は日本人と組んで瀬戸内海に今年ホテルを開業するらしいが、彼ももうすぐ88才の誕生日を迎える。 いわゆるラグジュアリー・ホテルのチェーン展開を手がけ、1990年代から世界のホテル界をリードしてきたのは、フォーシーズンズ・ホテルズだが、その躍進の契機となったのは1992年にリージェント・インターナショナルを買収したことだ。日本人ビジネスマンでホテル選びの目利きでもあった故高橋治則氏が開発を手がけた優良物件を入手することにより、一気にグローバルなホテル界での地位を
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